2013年11月11日月曜日

一本の電話から・・(雑感)。

●先日、ある出版社からDMが届いていました。
今日、その出版社から電話がありました。
ご案内した本の購入はいかがですか?--というものでした。

本のタイトルは、「旅館・ホテルのクレーム&トラブルマニュアル」。
けっこう値段の張る本でした。


私どもは、これまで長く営業をしており、大勢のお客様をお迎えしておりますが、
クレームをいただいたことがありません。
先代からも、クレームを受けたという話を聞いたことがありません。

私どもは、シティホテルのように、豊富な人材でのおもてなしができるわけでも、
旅館ランキングに出る高級旅館のような高尚なおもてなしもできません。
不行き届きの点も多い、山里の小さな小さな庶民派のお宿です。

なのに・・・、クレームがないのは、
ここに来て、時の流れが止まったような、自然に抱かれていると、
人間がおおらかになるのかもしれません。

小さな事など、気にするなと-。

ここに来ると、皆さんが、本来の寛容な自分になれるのだと思います。
嫌なことや、世間の垢は、お風呂に流して、
マイナスイオンと優しい味わいの晩ご飯・朝ご飯でお腹を満たしたら、
人間ってイイな~って思えてきます。
(これは、あるお客さまが、言っていた言葉です。 パクリです・・笑。)

ストレスの多い社会ですし、そこから避けて通れないのも現実だと思います。
ここには、大らかな自然とともに、素朴な「田舎のおもてなし」があるだけで、
他には何もありません。
でも、人を寛容にさせる何かがあります。
リピーターのお客様が多いのは、もしかしたら、そのようなことなのかと、
本のセールスを受けて、そんなことを思いました。

今夜は、冷え込みが強くて、明日の朝は初霜になりそうです。


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