2013年11月26日火曜日

嬉しい電話でしたが-。

●お客様から、電話をいただきました。
私どもにお泊りいただいたお友達から、料理が美味しかったと聞いたので、
宅配でお取り寄せはできませんか? --というものでした。

嬉しいご依頼でした。

私どもでは、お出しする料理の食材をとても吟味しております。
高級ホテルでも、老舗デパートでも、酒造メーカーでも、虚偽表示が多発していますが、
私どもでは、どんな食材をどのように仕入れているかを、本HPのトピックスコーナーの 「料理の素材について」 で、以前から紹介しています。
使用食材メーカーを、公開している宿はほとんどないと思いますが、長年の取引で培ったこだわりの食材メーカー等ですので、あえてお客様にも紹介しております。

「美味しい料理は、良い食材から」をモットーに、例えば、納豆や豆腐、卵にしても、同じ商品の中では品質の良い(そういう意味では高級品)を多用しております。
また、野菜をはじめ、食材の鮮度にも強いこだわりがあります。
塵も積もれば・・と、食材原価を落としたり、仕入れに安易な妥協をすることはありません。
こうした、こだわった食材に、どのような味付けをするかが、私どもの付加価値だと思っております。

このようなこだわりから生まれた「味」を、美味しいと感じていただき、伝え聞いて取り寄せたいとまで思っていただけることに、感謝の気持ちです。
それでも-、宅配でお送りする事は、お断りしました。

それは・・、
ここにお越しいただいてこそ、感じていただける味だと思うからです。
ここで召し上がっていただいてこそ、増す味わいがあると思うからです。
せっかくのお問い合わせを、お断りして申し訳ありませんが、どうぞご理解下さい。

2013年11月17日日曜日

喜寿を迎えられ、おめでとうございます!

●夕べ、お泊りいただいたお客さま、ご予約いただいたのは5月でした。
皆さん、とても和やかに過ごされており、夕食時にお話を伺うと、お母さんとお義母さんの喜寿のWお祝い会とのこと-。
おめでたい席に、早くから私どもを選んでいただき光栄でした。
私どもも、何かお祝いをして差し上げたいと、急きょ、朝ご飯に、お赤飯を蒸かして差し上げると、皆さんの大層喜んでいただいて、私どもも一層嬉しくなりました。

喜寿、米寿、還暦、退職祝い・・・、いろいろな節目のお祝いの席にご利用いただくお客様がたくさんいらっしゃいます。
皆さん、和やかに朗らかにお過ごしいただき、たくさんの笑顔を拝見させていただいております。
堀様ご一行様、改めておめでとうございます。
また、米寿のお祝いで皆さんでのお出かけをお待ち申し上げております。
(もちろん、その前のお出かけも大歓迎でございます)。
寒さが増してきておりますので、どうぞ皆様ご自愛ください。

2013年11月12日火曜日

物言わぬ営業マン(・・?)

●私どもには、警備部があります。
小さな宿ゆえ、スタッフは部長のみですが、この部長が、なかなか良い仕事をします。
その部長、今日は本来の業務とは違ったナイスな仕事をしました。

部長は、いつも黒のユニフォームでビシッときめており、赤い首輪がひときわ際立ちます。

えっ、首輪・・??
そう、私どもの警備部長は、甲斐犬のミックス犬の「クラ」です(笑)。
警備部に配属されて4年目、今年部長になりました。

仕事がら、勇敢果敢に宿を守らないといけませんので、凛とした強面をしています。
決して、可愛いというタイプではりません(笑)。

しかし、クラのファンのお客様が何人かいらっしゃって、
わざわざ、警備部長目当てにお泊りにお越しくださいます。

夕べお泊りの山口様ご夫妻もそのお一人。
もう、6回目になるでしょうか・・、はるばる東京からお越しくださいます。

昨日は2時間弱、今朝は早朝から70分、クラと散歩で、クラも大喜びでした。

私どもは、小さな宿ですので、一人何役もこなさないといけませんが、
警備部長が、営業部長を兼務するとまでは考えてもおりませんでした(笑)。

クラに、いつものオヤツを、いつもよりたくさんあげましたが、
あまり食がすすみません。
山口様のお土産のオヤツが、よほど美味しかったのだと思います。

クラは、子犬の時は、垂れ耳で黒ラブのような可愛いワンコで、
看板犬になるようにと、岩倉の「クラ」と命名しました。
いまは、子犬の面影は何処に・・・笑。
強面ですが、ワンちゃん好きなお客様は、ぜひ声をかけてください。


2013年11月11日月曜日

一本の電話から・・(雑感)。

●先日、ある出版社からDMが届いていました。
今日、その出版社から電話がありました。
ご案内した本の購入はいかがですか?--というものでした。

本のタイトルは、「旅館・ホテルのクレーム&トラブルマニュアル」。
けっこう値段の張る本でした。


私どもは、これまで長く営業をしており、大勢のお客様をお迎えしておりますが、
クレームをいただいたことがありません。
先代からも、クレームを受けたという話を聞いたことがありません。

私どもは、シティホテルのように、豊富な人材でのおもてなしができるわけでも、
旅館ランキングに出る高級旅館のような高尚なおもてなしもできません。
不行き届きの点も多い、山里の小さな小さな庶民派のお宿です。

なのに・・・、クレームがないのは、
ここに来て、時の流れが止まったような、自然に抱かれていると、
人間がおおらかになるのかもしれません。

小さな事など、気にするなと-。

ここに来ると、皆さんが、本来の寛容な自分になれるのだと思います。
嫌なことや、世間の垢は、お風呂に流して、
マイナスイオンと優しい味わいの晩ご飯・朝ご飯でお腹を満たしたら、
人間ってイイな~って思えてきます。
(これは、あるお客さまが、言っていた言葉です。 パクリです・・笑。)

ストレスの多い社会ですし、そこから避けて通れないのも現実だと思います。
ここには、大らかな自然とともに、素朴な「田舎のおもてなし」があるだけで、
他には何もありません。
でも、人を寛容にさせる何かがあります。
リピーターのお客様が多いのは、もしかしたら、そのようなことなのかと、
本のセールスを受けて、そんなことを思いました。

今夜は、冷え込みが強くて、明日の朝は初霜になりそうです。


2013年11月1日金曜日

褒めて伸ばすタイプ・・?

●お客様から、嬉しい言葉をいただきました。

「 ここは、お風呂もよいし、綺麗だし、料理も美味しいし、垣間見えるいろいろなこだわりなど-、県内外のいろいろな宿泊施設に行っているけれど、自分の中での<ピカイチの宿>です。 」

いろいろなところに行かれているお客様の、<自分の中でのピカイチの宿>という言葉に、キュン! としてしまいました(笑)。

褒められ過ぎですが、私どもが提供するサービスの一つひとつを、そのように感じていただけることに、とても満たされた気持ちになりました。

宿は、いろいろな角度から、こだわる部分がたくさんある総合産業だと思っておりますが、私どもは、小さな宿ゆえに、庭や建物の設えにも、生けてあるお花にも、料理の味にも、お迎えの仕方にも、私どもの感性が全てそのまま表れていると思います。

このような、山の中までお運びいただくお客様お一人お一人に、ご満足をいただきたいと思いながら、これからも精進してまいります。

褒めて伸ばすタイプの澤畠様、有り難うございました。