2015年9月8日火曜日

創業120年、私どもが暖簾を継いで30年になりました。

●●● 疲れた貴方の身体を、休めてあげる事ができるのは貴方だけ ●●●

          ●●● お手伝いするのは、岩倉鉱泉 ●●●

私たちが、このコンセプトでお客様をお迎えして30年になりました。

お越しいただくお客様に、この建物は、そんな(建築年数)になると思えないと、よくお話をしいただきます。

数年ごとに、少しずつリニューアルをしていますが、昭和59年の建造です。

設計士の先生をはじめ、施工に携わっていただいた其々の職人の皆さんの、技術の粋が集結されているからこそ、時代感を払拭する建築になっているのだと思います。

建築から作庭まで、各々の職種で、建築のプロの皆さんが、自分の仕事史に残る建物を造る-という、熱い思いが凝縮された建物だからだと思います。

ここに、サービスというソフトを注入するのが私どもの役目だと思いながら、

いつしか・・、30年になりました。

建築の仕事と違い、唯一、終り(完成)のないのがサービスの仕事だと思っております。

代々、暖簾を引き継いで120年。

私どもの家訓は、「商いは、牛の涎」。

私たちは、「お客様に喜んでいただく事が、私たちの喜び」 をモットーに、

これまでも、これからも、愚直にお客様をお迎えしてまいります。

リーズナブルな料金で、基本的に一日一組限定など、いくつものこだわりはそのままに、予約が取れ難いとお叱りをいただく事も覚悟で、どこにも無い宿を目指して、これからも閉ざした商いをしてまいります。

ご贔屓にしていただくお客様と、お客様からご紹介していただくお客様を、

大事に、大切に、お迎えして、次の40年に向かってまいります。





2015年7月27日月曜日

常陸太田市発行のプレミアム旅行券、お使いいただけます!

●各自治体が発行したプレミアム商品券が人気で、売り切れ続出のニュースがありましたが、ここ常陸太田市では、プレミアム旅行券を発行しており、最近、この旅行券を利用した予約をいただいております。

5千円分の宿泊券が、半額の2,500円でお一人様6枚まで購入できましたので、3万円分の宿泊費が15,000円で済むということになり、発行から間もなく完売だったようです。

この購入者に送られる、利用施設一覧のパンフレット(加盟店ガイド)の裏面に、「自分へのご褒美に極上の旅を」とキャプション付きで紹介されている写真は、私どもの客室の一室です。

太い梁がむき出しの高い天井と、三方から外が望めるお部屋で、リラックスできる空間だと思います。

安いチケットがあるから、、取りあえず買った方もいらっしゃると思います。

ここ常陸太田市周辺は、「竜神大吊橋」をはじめ、水戸光圀が晩年を過ごした「西山荘」や、日本三大瀑布の一つの「袋田の滝」、花貫渓谷、花園渓谷、陶芸のまち・笠間や益子etc・・・、たくさんの観光スポットがありますので、いろいろな周遊コースを組むことができます。

お問合わせいただければ、お客様のご希望に合わせたコースをご提案させていただきます。

また、ゴルフ場も30分圏内に10ヶ所以上ありますので、泊ってゴルフにも最適です。

私どもは、深い山に囲まれて、ポツンと一軒だけ佇む宿で、日常の喧騒からかけ放された場所にあります。

今年は、異常なくらいの連日の暑さですが、夜は、エアコンを入れなくても快適に眠れる気温になる場所です。

①滑らかなお湯、②美味しいと仰っていただく食事、③施設の清潔感とお洒落感、④静か-が、私どもの特徴だと思っております。

チケットのある方にも、ない方にも訪れていただきたい「常陸太田の秘境」です。

まだまだ、暑い夏が続きます。

リフレッシュしたいときに、お出かけ下さいますようお待ち申し上げております。

 

 


2015年5月28日木曜日

もう直ぐ、ホタルが「いらっしゃいませ」とお迎えします。

●もう直ぐ、庭先にホタルが飛ぶ季節になりますが、ここ数日、日中にホタルの幼虫を見かけるようになりました。
ちょっと小振りですが、黒いボディに、頭部がピンクがかったオレンジ色になっており、もうすっかり成虫然としています。
昨年は、6月14日に最初のホタルが光を放って庭を飛びました。
(なんと、昨年は、ホタルを先に見つけたのは、私どもよりもお客様ご自身でした-。)
 
このぶんだと、今年も例年通りの発生となりそうです。
ここには、源氏ホタルと平家ホタルがいますが、両方いるところは非常に珍しいそうです。
宿を挟んで、2本の沢が流れていて、この沢に源氏と平家で住み分けをしているようで、ここならではの自然環境によるもののようです。
二種類のホタルがいることから、ホタルは、7月15日位まで見ることができます。
乱舞するほどの数ではありませんが、お風呂からも、窓の外を飛ぶホタルを見かける事があります。
稀に、窓に張り付いて、お風呂を覗いているホタルもいるほどです。
 
皆様の日常にはありえない、非日常がここにはあります。
ホタルが自生していくためにも、お客様に喜んでいただくためにも、この環境を維持していくことが私どもの使命だと思っております。
機会がつくれましたら、どうぞ非日常体験にお出かけ下さい。


2015年5月5日火曜日

石鹸が取れないような・・。

●先日ご利用いただきましたお客様、「こちらでお風呂でお使いの石鹸を譲っていただけないでしょうか?」ということでした。

どうしてですかとお伺いすると、「譲っていただけないなら、どちらのメーカーの何という石鹸か教えていただけませんか?」とおっしゃられました。

お話しを伺うと、体を洗った後もツルツル・スベスベで、石鹸が良いんだたと思われたようですが、実は、この滑らかなツルツル感は、石鹸ではなくて、シャワーのお湯の泉質のためです。

アルカリ性メタケイ酸泉という鉱泉のせいで、いつまでも石鹸が取れないような感覚になります。

私どもでは、シャワーも源泉を使っていますので、石鹸が取れないような滑らかさを感じていただけます。

お風呂上がりのお客様の顔は、ピカピカと光っており、「保湿のベールで覆われたよう」というお客様もいらっしゃる『美肌の湯』です。

滑らかさは、アルカリ質によるものですが、あまり強いアルカリ性は逆効果で、私どもの源泉はペーハー(PH)8.6と、保健所が日常的に飲用にしてもよいとしている上限のPH値ですので、料理などにもこの源泉を使用しています。

飲んでもお風呂にも最適な源泉です。石鹸のツルツル感の源泉をぜひお試しください。


2015年3月30日月曜日

嬉しいお便り、全文紹介です。

●奇遇ですが、ここのところ、県内にお住まいの方が、遠くにお住まいのご両親や親戚の方々を茨城に招待し、お泊りに私どもをご利用いただくお客様が続きました。

皆さんに大層喜んでいただいて、お見送りでき、宿冥利に尽きると思っておりましたが、当日、一通のファックスをいただきました。

嬉しいお便りでしたので、全文をご紹介いたします。


「この度は、大変ありがとうございました。

 岡山県から、叔父が生まれて初めて茨城に来て、大変感動し、喜んで帰ってくれました。

 こんな立派な宿を、家族一同で一人占めなんて、何と贅沢でありがたいことでしょうか。

 また、機会をみつけて行きたいと思います。

 至る所の心配り、素晴らしいです。

  Oh!憎いよ、屋号はいい風呂!(☏0294-85-1126)

    なんて

      電話まで、シャレてますね。」 


ご自宅に帰られて、お疲れの中を、このようなFAXをお送りいただき、恐縮至極です。

佐々木様、ありがとうございました。

皆様に、喜んでお帰りいただき、私どもも嬉しゅうございます。

また、機会をおつくりいただき、お出かけください。

お待ち申し上げております。

春めいてきましたが、まだまだ三寒四温を繰り返す時期です。

ご心身大切に、どうぞご自愛ください。


2015年3月28日土曜日

ニッポン人の朝ご飯を-!

●お客様から、「朝食のお味噌汁が、香り豊かで、とってもよいお味噌なんですね。」 とお話しいただきました。

私どものお味噌は、味噌蔵に寝かせた自家製で、仕込んでから一年以上経ったものを使用しています。

仕込みのお味噌は、麹と塩分のバランスで味わいが変わりますが、私どもでは、美味しいお豆腐を作ることで有名な近くの「菊池豆腐店」に仕込みを頼んでいます。

ですから、自家製といっても、半分は菊池豆腐店製です・・(笑)。

若い味噌は、香りも味わいも薄く、旨味がでませんが、一年以上の時の経過が何ともいわれぬ美味しさを醸し出します。

意外と思われる方も多いと思いますが、毎朝、お味噌って生鮮品だなあと思います。

それは、香り豊かな味噌の風味を実感するのは作りたての数分間だけで、その後は香りは飛んでしまいます。

そして、香りを生かすコツは、火を止めてから味噌を入れること-。煮立たせないことですが、私どもでは、お客様が朝食会場にいらしてから、お鍋にお味噌を入れてお出ししています。

これができるのも、多くのお客様をお迎えしないからこそだと思います。

馥郁とした、お味噌の香りを味わって下さい。

 

他にも、朝食にも拘りはたくさんございます。機会をとらえてご紹介いたします。

2015年3月8日日曜日

こだわりを感じるイチゴです

●常陸大宮市の国道123号線、昔の御前山村地区を走っていると、道路沿いに2軒のイチゴ屋さんがあります。

何年か前に、JAのガソリンスタンドそば、コンビニ・ココストアの隣で、窓に大きなイチゴの赤いシールが貼ってある 「おひさまのいちご園」 さんに立ち寄って、とても美味しいイチゴでしたので、ご進物にしたり、その後、機会があるごとに伺っています。

イチゴ農家をするのが夢で、この地に移り住んだ管野さんご夫妻が経営しているいちご園で、ご夫妻のイチゴに賭ける情熱が、美味しいイチゴを育てています。

近ければ、私どももお客様へのデザートに、いつもお出ししたいのですが、ここからはちょっと遠いので残念に思っています。

先日、おうかがいし、美味しいイチゴをわけていただきました。

皆様にもお勧めですので、機会があったらお立ち寄りされるとよろしいと思います。

子育て真っ最中のお二人は、笑顔も素敵ですし、必ず試食をすすめてくれます。

味に自信がある表れです。


2015年2月17日火曜日

プロ魂をみました。

●今夜のNHK「プロフェッショナル/仕事の流儀」は、<世界が認めるコンシェルジュ>でした。
仕事の都合でテレビを観られないかも・・と、録画をしておいて、今、それを観ました。
お客様をお迎えする仕事をしていて、学ぶことが多いはず-、見逃してはいけないー、と思いましたがその通りでした。
シティホテルのコンシェルジュ・阿部佳さんの、お客様の琴線・機微に触れる仕事振りに感動しました。
足元にも及びませんが、私どもも同じ思いを持って、これからもお客様をお迎えしようと、思いを新たにしました。

番組最後に、「貴方にとってコンシェルジュとはなんですか?」の問いに、「私の趣味です。」と答えられていました。
足元にも及びませんが、私どもにも同じ思いがあります。
来て良かったと思ってお帰りいただくことが最良のサービスだと思いますし、そのために趣味の範疇を広げよう、深めようと思いました。

今朝、お帰りのお客様が、宿泊者台帳に次のような言葉を記して下さいました。
『とても寛いで過ごすことができました。来て良かったです。また、来ます。』

お客様をお迎えする仕事をしていて、一番やりがいを感じる言葉です。
松原様、ありがとうございます。
どうぞ、またお出かけ下さい。
お待ち申し上げております。


2015年2月12日木曜日

最初にお召し上がりいただくもの…。

●私どもを再訪して下さいましたお客様から、「最初に伺った時に、お茶がとっても美味しくて、印象的でした。」とお話しをうかがいました。
私どもでは、お客様をお迎えするお茶は、茶葉の産地・静岡の片平商店と40年来の取引きをしています。
自分自身で、日本茶が好きというのもあり、お客様用の茶葉も同じものを使用しています。

実は、高級旅館は別として、一般的なお宿で飲むお茶を美味しいと感じたことがありません。
また、最近は、日本旅館でもティパックを使うところも多くなっています。
宿側としては、急須やお茶殻入れが要らないので、手間暇が要らないということがありますが、どうも風情を感じません。
宿側のメリットですが、お客様のメリットではないと思います。
(もっとも、粗悪品の茶葉よりは、グリーンティのほうに軍配が上がると思います-。)

私どもの鉱泉は、天然アルカリ水で、滑らかな柔らかな泉質ですので、お茶の旨味をよく引き出してくれると思います。
珈琲は、この水を鉄瓶で沸かして、より円やかなお湯で淹れていますので、珈琲好きのお客様は是非お試しください。
(もちろん、珈琲豆にもこだわりがあります。豆のお店は、また別の機会に紹介します。)

もっと、お茶にこだわるお宿が増えて欲しいと思いますし、増えるべきだと思い続けています。


日本伝統の枕に-、プラスアルファがあります。

●先日お泊りいただきましたお客様に、とっても良い枕だったとお褒めをいただきました。
「なかなかフィットする枕って無いけれど、最高だった。」と、おっしゃっていただきました。
(「できるなら譲って欲しい」とも懇願されました。)

私どもの枕は、蕎麦殻を使用しております。
当地は、ソバの産地で、地元の製粉所で出た蕎麦殻をわけてもらい、何日も何日も天日干ししたものを、枕にオーダーしています。
要は、布袋に蕎麦殻を入れて縫い合わせるだけですが、布袋のサイズと蕎麦殻の量にこだわりがあります。
布袋に、目一杯の蕎麦殻を入れず、8分目位にしています。
枕カバーは、この枕に合わせたオーダーの袋状で、幅は枕にフィットし、長さは枕の1.5倍程度あります。
蕎麦殻が8分目の枕は、枕カバーの端をどれだけ中に折り込むかによって、高さが調整できることになり、また、適度な遊びが首元にもフィットする余裕を生み、お客様にお褒めいただいた結果になったと思います。

お客様の中には、枕を持参される方がいらっしゃったり、百貨店には枕専門コーナーがあったり、快眠のために枕の要素は大きいと思います。
枕が変わると眠れないという方も多いと思いますが、そうしたことが少なくなるように、日本伝統の蕎麦殻枕に、西洋式のピローケースにすることによって、高さを調整できるようにしていますので、高さが気になるお客様は、カバーの折り込み具合を調整されてみて下さい。

私どもは、「エアリーブ」でも「テンピュール」でもありませんが、お試しいただく価値がある枕だと思っております。

2015年1月1日木曜日

新年おめでとうございます

●新年おめでとうございます。
ホッとしたくなる時、
ガンバッた自分にご褒美をあげくなる時、
親戚の皆さんと懇親の席を設ける時、
職場の皆さんとワイワイガヤガヤする時、
友人と泊って一献傾ける時
家族で癒やしの時間を楽しみたい時。
今年も、そんな皆様のいろいろな 「時」 を私どもでお過ごしいただけますよう、お出かけをお待ちしております。
私どもでは、今年も、基本的に一日一組限定(2~3名様の場合は二組限定)で、お客様をお迎えしてまいります。
①清潔 ②美味しい ③静か-が特徴の、山のなかの小さなお宿ですが、それゆえ、とびっきりの非日常をお過ごしいただけると思います。

今年も、皆様のいろいろな時(シーン)に、お出かけをお待ち申しあげております。
皆様にとりまして、幸多い年となりますようご祈念申し上げます。