2014年12月15日月曜日

美味しい納豆を召し上がってください

●友人と泊って忘年会をしてきました。
仕事がら、他の施設を見るのはとても勉強になり、忘年会といえども研修の一環です(笑)。

その宿は、栃木県でしたが、朝ご飯に出た納豆に違和感を感じました。
和皿の上に置かれているのは、カップに入ったままの納豆でした。

私どもでは、朝一番に厨房ですることは、納豆をパックから出して、何度も何度もよく混ぜておくことです。
この作業、意外と手間がかかりますが、どうしてその手間を惜しまないかというと、納豆は混ぜるほど糸がまろやかになり、食べやすくなりますし、風味や旨味が醸し出されてきます。
それを小鉢に取り分けてお出ししています。
(何十種類もの納豆を味見して、私どもでは、くめ納豆のものをチョイスしています。)

私どもでは、食材をどうお出しして、より美味しく召し上がっていただくか・・、いつも心を砕いておりますが、そうした一つひとつのことが、料理全体の味のハーモニーになっていると思いますし、
その結果として、「朝ご飯も美味しい」とお褒めいただくことにつながっていると思います。
こうした積み重ねが、朝ご飯からお客様平均・一人一合(約二杯分)のご飯を召し上がっていただくことになるのだと再認識してきました。

たかが納豆ですが、されど納豆-。
栃木のお宿は、私どもよりもず~っと料金の高いところでしたが、食への思いは私どもの方がはるかに高いと実感してきました。

納豆を食べるとき、よ~く混ぜて(納豆だけに、710回・・なっとぉ・・笑)、しばらくしてから召し上がってみて下さい。
お勧めの味に変身しますヨ。

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